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食品サンプル作りを仕事にするには?

食品サンプル作りを仕事にするには?

食品サンプルを仕事に出来るまでの道のり

食品サンプルワークショップをしていてよく聞かれること

「これがお仕事なんですか?」

・・・

これに対する私の答えは・・・

「はい、今はありがたいことにそうなっています!」

です。

しかしここまで来るのに結構な時間がかかっておりまして(笑)

今日は食品サンプルを仕事にしたいと思っている方に少しでも役に立てば。。。

ということでお話しさせて頂きます。

 

モノづくりが好きだった幼少期〜高校生

幼稚園から絵を描いたり工作をすることが好きで、

NHKのワクワクさんを見ながら、ストローや折り紙で何かを作っていた気がします。

そんな我が家は祖母が和裁、洋裁が得意で生徒さんにも教えていました。

小2の時には学校で借りてきた手芸本のフェルトのマスコットをいとも簡単に作ってくれました。

それを学校に持って行ったらクラスみんなから褒められて、

ハンドメイドってスゴイ!!!

と気づき、それから祖母に裁縫を教えてもらいました。

マスコットはもちろん、母の日のメガネケースを作ったのは今でも覚えています。

この頃食べものの形をした消しゴム集めにも熱心で

カップ麺蒲鉾型の消しゴムを眺めては満足しているような変わった小学生でした(笑)

そこからは手芸をしつつ絵を描きつつ。。。

中学生になると今度はビーズにハマり。。。

本屋さんでビースの本をたくさん購入し、ブレスレットや指輪を制作していました。

(その本は今もとってあります!)

高校生になるとドールハウスの小物作りにハマり・・・

そこから粘土で食べ物を作ることにハマっていきます。

(ミニチュアなのでお弁当箱は2センチくらい)

当時は今みたいにネットで何でも買える時代ではなかったので

トイザらスで小麦粘土を買って、いちごやソフトクリームなどを制作。

ちょうどその頃に今も大人気のホイップるが発売されていました。

(最近になってまだ販売していることを知りびっくり!)

 

とにかくフェイクスイーツ作りが楽しかった大学時代

ここまで制作活動が好きならそっち系の大学や専門学校を目指せばよかったのでは?

と今でも聞かれますが母は私が普通の4年制大学に行くことしか考えていなかったので

とてもそんなこと言える雰囲気ではありませんでした。

大学時代は東京に住んでいたこともあり、

材料をハンズユザワヤで買い漁り、ハンドメイドライフを充実させていきます。

憧れの樹脂粘土もやっと購入できました!

ここで私とフェイクスイーツの衝撃的な出会いが2個あります。

 

氣仙えりか先生のフェイクスイーツの本

氣仙先生はフェイクスイーツの第一人者で

ご自身をクレイパティシエールと名乗り活動されていて

めっちゃかっこいい!!!

と密かに憧れていました。

本を見たときに

 

本当にフェイクなの?食べれないの?

 

と頭に????!!!!!がずっと浮かんでいる感じでした。

真似して作る作る作る・・・・

部屋がシリコンの匂いで充満してもお構いなし・・・

おかげで結構技術は上達したのでは無いかと(人゚∀゚*)

ワカマツタダアキさんのQ-pot

確か新宿高島屋でQ-potのコーナーを見つけたのがきっかけで出会いました。

可愛すぎてマカロンのネックレスを即買い!

本物じゃ無いことに衝撃を受けました(;´Д`)

ワークショップでご本人に会えたことが超自慢!

この写真今でも大事にしてます。

そこからQ-potは目標であり、いつも閃きを頂いております。

 

作ることに救われた会社員時代

そんなこんなで大学を卒業し、普通に会社員に・・・

とにかく仕事がなかなか出来なくて

自分ってこんなダメな人間なんだ

と毎日思って気持ち的には死にそうでした。

そんな中、自分を救ってくれたのが制作活動でした。

樹脂粘土を中心に制作し、当時流行っていたアメブロに作品を投稿して

ランキングが上がることを楽しみにしていました。

ちょうど26歳で結婚し、息子が生まれることで会社は退職しました。

 

子育てしながらレジンに出会う

子育ては忙しかったのですがインドア派だった私は結構楽しく過ごしていました。

息子が寝ている間に粘土をしつつ

アメブロで見つけたカンカラさんというクリエイターさんに憧れて

今度はレジン制作を開始!

UVレジンから始まり、2液性レジンも購入し

新しい作品ができる喜びを噛み締めていたように感じます。

(当時の作業部屋)

そこで大学時代に出会った氣仙先生の催事を発見!

当時住んでいた大阪で、阪神梅田百貨店の催事出店者を募集していることを知りました。

すぐに応募フォームから応募し、作品作りを開始!

思えば自分の作品をきちんとした形で販売するのは初めてだったのかもしれません。

楽しくて夢中で夜中まで作品を作り、催事では結構な数が売れました!

ご購入いただいた方々、本当にありがとうございます!

 

山梨に戻ってから食品サンプル作りに出会うまで

そんなこんなで制作活動を楽しみつつ、息子も幼稚園に通う直前

母が癌になり山梨に戻ることに・・・

1年くらいの闘病期間中は制作活動も満足にできずに

病院通いや高齢な祖母のことなどで忙しくしていました。

制作をしていなくてもフェイクスイーツや粘土、レジンの本は常に集めていました。

その中の1冊に現在私が所属している日本食品サンプルアート協会

今井規雄先生の本がありました。

確か2017年頃に購入したように思います。

(画像は先日地元のTVに出させていただいた際の映像です)

そこから先生のブログにたどり着き、

インストラスターの認定講座があることを知ったものの

息子もまだ幼く、結構高額だったので半ば諦めていました。

 

しかし諦めきれずに、そこから1年ほど経った2018年・・・

意を決して講座に申し込みました。

フェイクスイーツも製作者が飽和状態だと感じていて

何か自分だけの特色を出したい!

との思いでした。

講座自体は本当に楽しくて8時間✖️2日間があっという間で・・・

先生に色々と質問させて頂き、

自分が食品サンプルを作っているという事実が嬉しくて仕方ありませんでした!

しかしここからが問題で・・・・

講座を受けて基礎知識を学んだものの・・・

まさに0からのスタートΣ(*゚艸゚*)

食品サンプルを作りは本物から食品を型取りするのですが、

それも1から作らなくてはなりません。

とりあえず先生からいただいたパンケーキの型と

自分で作ったアイスとイチゴの型を駆使してパンケーキを作りました。

これが私が自分で作った食品サンプル作品第1号でした。

 

講師になってから

資格を取った後、たまたまドールチャームの講座をしていた

カルチャーセンターのスタッフさんに

私、食品サンプルの資格取ったので講座させてください!

とお願いし、9月に講座取得してから半年後の3月に講座を開始しました。

今思うとよくあんな拙い技術で講師になろうと思ったなあ〜っと(笑)

でもこの無鉄砲な行動があったからこそ技術の向上につながったと思います。

記念すべき最初の講座↑

生徒さん3人からのスタートとなりました。

毎月1回の講座を1年くらい続けて

パンケーキ、パフェ、クリームソーダ、お弁当、お寿司、おでん、あんみつなど

リクエストにお応えする形でいろんなものを作っていきました。

親子の講座も増えて月に1〜2回、講座のお仕事をしていました。

コロナも流行っていたので大々的にワークショップもできず

毎月のカルチャーセンターの講座だけが

私の食品サンプルの表現の場となっていました。

ここまでが2022年前半までの出来事です。

 

作品が売れない!手探りな暗黒の1年間

講座をしていく中で芽生えてきた感情

もっといろんな人に作品を見てもらいたい

自分の作品を販売してみたい

そんな思いを抱いて販売できる場所を探していました。

たまたま甲府駅に行った時に

ソラマチというフリーマーケットのポスターを見つけました。

出店料も安く、早速応募!

2022年の5月のことでした。

初回は結構売れました!

が・・・

2回目以降は6時間販売しても2〜3個しか売れないという暗黒期間が・・・

でもせっかくの販売場所だからと4ヶ月くらい頑張って参加していました。

フリーマーケットという形態なので

安くいいものが買いたい

というお客様層なので

食品サンプルが顧客ニーズに合っていなかったのが敗因だったのかもしれません。

ここで一気に自信を失う私・・・

しかし7月に昭和町社会福祉協議会さまから講座のご依頼を頂き、

大人と親子の2講座を開講させて頂きました。

カルチャーセンター以外での初めての講座開催でした。

ケーブルテレビの取材も来て頂き、生まれて初めてTV出演(´▽`)

その後もとりあえず作品作りは続けて

自分なりに技術は向上していたようには思います。

食品サンプルアート協会の会報誌で他の講師の方々の活躍を見るたびに

どうして私には依頼が来ないのだろう・・・

と落ち込む日々・・・

 

しかしここで2人の救世主が・・・

1人は笛吹市教育委員会生涯学習課のWさん

もう一人は食品サンプルアート協会の今井先生

Wさんはわざわざカルチャーセンターの講座に見学に来てくださり

講座の依頼をしてくださいました。

今井先生からは次の会報誌の特集を私にしてくださるという連絡が・・

ここから一気に私に運気が向いてきます!

 

一気に講座やワークショップが増える

Wさんには他の地域の担当者の方もご紹介いただき

2022年11月〜12月で8回の講座を笛吹市で開講することができました。

カツ丼とパフェをたくさんの方と制作しました。

 

今井先生とは打ち合わせをして11月に市川三郷町で行われる

JAのフリーマーケットに来ていただくことに・・・

フリーマーケットでは地元の方がたくさん来てくださり、

先生にいいところを見せられて凄くホッとしました。

私はワークショップにかかりっきりで・・・

姉に販売とくじ引きを担当してもらいました。

くじも早々に完売し、初めて食品サンプルで

売れる、手にとってもらえる嬉しさを実感!!!!

 

 

先生のインスタグラムでもご紹介いただき、

会報誌も素敵に取り上げていただきました!

(大好きなお酒のサンプルを持ってご満悦な私)

 

ここで調子に乗った私は自分で

山梨県立科学館

講座をさせてください!!

と問い合わせフォームからお願いのご連絡をしてみました。

ご担当者さまからご返信いただき、来年の4月に講座をすることが決定!

チラシに掲載するお写真をお送りしたり、文言を考えたり・・・と

やりとりさせて頂き、講座の準備をしていきました。

 

12月はもう1つ転機になることが・・・

姉がお世話になっているTOYOTAさんでワークショップをさせていただくことができました。

(ご担当者さまが素敵なチラシを作ってくださいました)

山梨の中で一番くらいに大きなTOYOTAさんだったので

たくさんのお客様が・・・ヾ(◍’౪`◍)ノ゙

笛吹市の講座にご参加いただいた方がインスタを見て来てくださったり・・・

嬉しい連鎖が続きます。

 

急に依頼が増える!2023年幕開け

充実感で幕を閉じた2022年・・・

2023年はどうなるのかな?と思っていたら

TOYOTAさんのワークショップに来てくださったdocomoの方が

是非docomoでもワークショップを!

とご連絡をくださいました。

まずはラザウォーク甲斐双葉店さま・・・

こんな立派な場所でワークショップをさせていただくので

気合を入れてくじ引きも100個用意してきました(やる気!)

1日で70人くらいの方がワークショップにご参加くださり

てんやわんやでした(;´Д`)

そこからいろんなdocomoショップさまでワークショップをさせて頂きました。

2月は本当に起きてる時間は全て制作に費やしたと言っても過言ではないくらい

制作しました(疲れすぎて車で家に着いた瞬間寝たことあります(笑))

目標にしていたイオンモール甲府昭和でも・・・Σ(*゚艸゚*)

(出張販売)

●万代書店

●イオンモール甲府昭和

●イトーヨーカドー

(ドコモショップ店舗)

●イッツモア一宮店さま

●塩山店さま

●山梨中央店さま

●石和店さま

●甲府バイパス店さま

いろんなワークショップで出会った方々がリピーターで来てくださったり

カルチャースクールの講座に来てくださったり

良い連鎖が続いていきます。

このdocomoさまの出張販売でお声がけいただき

りんご飴屋さんのサンプルを作る機会も頂きました。

店舗に飾っていただいています!

 

他のイベント会社さまからの依頼や

docomoさまワークショップのお客様が他の会社様をご紹介してくださったり・・・

今は週末はほぼイベントで埋まるくらい忙しくさせていただいています。

本当に夢みたいにご依頼が増えました。

地道に続けていたことがやっと認められてきた気がします。

4月に行われた科学館のワークショップ

20名の定員のところ230名も応募があったという嬉しいご報告が!

午前、午後と10名ずつ丁寧にパーツからパフェを作らせて頂きました。

アンケートで

食品サンプル作家(先生みたいな)になるという夢が1つ増えたそうです!

とかいて下さった方がいてめちゃくちゃ嬉しかったです。

自分の活動で誰かが幸せになってくれると思うと最高な気持ちです

それから5月はスーパービバホームさまでのカレー作り

6月には地元のTV局の方が取材に来てくださいました!

7月には初めて県外のワークショップのご依頼で

藤沢と八王子に行かせて頂きました。

 

これから食品サンプル作りを目指す方へ

ここまで長々と私の体験を書かせて頂きました。

決して順風満帆に来たわけではありません。

しかし食品サンプル作りが好き

モノづくりの楽しさをたくさんの方に知って欲しい

という思いだけで突き進んできたように思います。

食品サンプルを仕事にする方法は

私のように認定講座を受けて講師になる以外にもあるかもしれません。

(例えば大きな食品サンプル会社に入るとか)

しかし自分で自由に考え、たくさんの方との出会いがある今の形態

私には合っていたのかと思っています。

現在はたくさんのご依頼を受けてサンプル作りを仕事にできていること、

本当に幸せなことだと思います。

もし興味がある方はぜひご一緒にサンプル作りの楽しさを伝えていきませんか?

こちらの世界にぜひ足を踏み入れてみてください。

お待ちしております!!!

 

 

 

 

 

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    本物の食べ物と見間違えるほどのそっくりさは、

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    この記事を書いた人

    姫嶋 真基子

    食品サンプルを作っています‼️
    食べ物のグッズが大好きなので自分で作ってみようと思いました。気に入って頂けたら嬉しいです。

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