夏休みの自由研究はコレ!
夏休みの自由研究はコレ!
START!!!夏休み!!!
自由研究や自主学習に迷ったら・・・
明日で1学期が終了・・・
長い長い夏休みに突入する小学生の皆様、
毎日の昼ごはんが追加されるご両親の皆様
お疲れ様です!!!!
今日はそんな皆様が7月に自由研究を終わらせられるようなネタをご提供いたします!
(私も10歳の息子を持つ母親なので笑)
食品サンプルの成り立ち・・・
ここでは食品サンプルの歴史や成り立ちについて
私が調べたことをシェアしたいと思います。
▶️食品サンプルっていつからあるの?
今のような食品サンプルは1932年に岩崎瀧三さんが独学で作った
オムレツが始まりでした。
岩崎さんの奥さんが作ったオムレツは決して形のよいものではなかったそうですが
オムレツのシワなどまでしっかりと再現できており、奥さんは大変驚いたそうです。
岩崎さんは“食品サンプルの父”と言われています。
その後に食品サンプル製作の会社、株式いわさきを設立しました。
日本初の食品サンプルメーカーです。
食品サンプルでは最大手と言っても過言ではないです。
▶️誰が作り始めたの?
人体や生物の模型を作っていた京都の西尾惣次郎さんに依頼が来ました。
西尾さんは一般の食堂などではなく、食品の調査や研究を行う衛生試験所
(えいせいしけんじょ)にサンプルを持っていったそうです。
西尾さんと岩崎さん、どちらも違ったアプローチで食品サンプルを作り始めました。
▶️日本で初めての食品サンプルって何?
1958年に岩崎さんがステーキのサンプル3000個を初めてアメリカに輸出します。
目的はビールの販促(PR)でした。
(これは姫嶋が作ったステーキサンプルヽ(・∀・)ノ)
その後岩崎さんは食品サンプルをただの見本ではなく、
お客さんを集めるツールとして確立していきます。
人は美味しそうな料理が目に飛び込んで来たら思わず食べたくなってしまいますよね!
▶️食品サンプルはどうやって普及したの?
1940年代の終わり頃に誕生しました。
それ以前は料理模型(りょうりもけい)と言われていたそうです。
この料理模型が広く認知されたのは、大正12年11月1日に開店した百貨店・白木屋
日本橋本店仮店舗での陳列がきっかけと考えられています。
料理の見本を置き、それを見て該当の食券を購入するという注文方法で
オーダーの効率化を図った結果、食堂の回転率が向上し、
売り上げは従来の4 倍となったのです。
色鮮やかなサンプルたちは待ち時間にたくさんの方々を楽しませていたことでしょう。
以降、食券と料理模型は飲食店で広く普及していくことになります。
(写真は家にあるショーケース、見ているだけで楽しい💓)
今では食品サンプルはアジア圏では受け入れられつつありますが、
ヨーロッパ諸国ではまだほとんど浸透していません。
その理由として考えられるのは日本由来であるピクトグラムや絵文字からも読み取れるように、
情報を視覚的に見る日本人の性質が理由かもしれません。
外国の人もメニューの量や形が一目で分かり、日本語が分からなくても
食べたいものを的確に注文できるようです。
▶️食品サンプルって何でできているの?
岩崎さんが作った当時はロウを使ったものが主流でした。
そもそも岩崎さんは幼い頃にロウを水の中に落として
花のような形にして遊んでいたことから食品サンプルを思いついたそうです。
普段の何気ない遊びの中にヒントが!
しかし蝋はショーケースの温度が高くなると溶けてしまったり、
色があせてしまうので、1970年代後半から80年代にかけて
耐久性の高いプラスチックのような材料の樹脂(じゅし)が使われることになります。
▶️サンプルの型ってどうやって作るの?
食品サンプルを作るうえで欠かせないのが食品の型取りです。
本物の食品から型を取るのでまさに本物!リアルなサンプルができます。
(お好み焼きや野菜、レモンの型取りの様子)
当時は食品の型を取るのに寒天を使用していました。
しかしパンなどの細かいカスが寒天に残ってしまいきれいな型をとるのが
すごく難しかったそうです。
そんな中シリコンという素材が登場し、
細かな食材の表現が自在にできるようになりました。
▶️持ち上げたナポリタンは誰が作ったの?
食品サンプルの歴史の中で食品に「動き」を付けたことで有名なのは
竹内繁春さんです。
(この写真は姫嶋が作った持ち上げナポリタン)
フォークが宙に浮いた空中で止まっているようなパスタを見た事はありませんか?
竹内さんはこのサンプルを生み出したので「空中パスタの父」と言われています。
▶️▶️▶️日本食品サンプルアート協会って何?
姫嶋が入っている協会で代表は今井規雄先生です。
今井先生は中国で食品サンプルを広めました。
先生が中国に渡った当時は食堂は中央に素材がそのまま置かれており、
お客さんはその食材を選んで調理してもらうというスタイルだったそうです。
(信じられない!)
そのため食材の無駄が多く困っていたそうです。
そこで食品サンプルを提案したらヒット!
とても便利に使われ、喜ばれたそうです。
日本で生まれた技術が他の国の人に喜んでもらえてうれしい!
食品サンプルの素材について
●シリコン
けい石という石を原料としている
これに複雑に化学反応を起こさせて作った物質
正式名称はシリコーン
熱に強く、水も弾くので調理器具にもよく使用されている
型取りに使用するもの
食品サンプルの素材として使用するものがある。
(シリコーンシーラントの白色は食品サンプルでは
生クリームとして使用される)
●樹脂
樹脂には合成樹脂と天然樹脂がある
木から出る粘り気のある汁状のものが天然樹脂
それを真似して作ったのが合成樹脂
プラスチックという名前でよく知られている
ペットボトルや発泡スチロールなどあらゆるものに使われている
私が作る食品サンプルの素材は樹脂!
硬くてしっかりとした作り(人゚∀゚*)
●ゼラチン
(フェイクドリンクの中身)
動物の皮や骨を煮詰めて作った「にかわ」と呼ばれるものを乾かした物。
時間が経つと固まる性質があり、お菓子などの材料として使われている。
食品サンプルの活用について
栄養指導の現場でも使用
保健所や病院などの食事アドバイスでも食品の模型が使われている。
立体なので写真を見せるよりも量が把握しやすく、具体的に理解出来るのが利点!
このような食品の模型を「フードモデル」と呼ぶ。
フードモデルを作るのにも食品サンプルの技術が役立っている。
(渾身の力作、鯖定食・・・栄養バランス的にどうかは自信ない笑)
(参考文献)
超リアル食品サンプルのつくりかた グラフィック社 2013年
食品サンプルの作り方、教えます。 今井規雄 新星出版社 2010年
食品サンプル百貨店 竹内真奈/小西七重 株会社 ギャンビット 2016年
工場見学!町で見かけるもの 中村智彦 監修 PHP 2013年
HTTPS://WWW.GANSO-SAMPLE.COM/ABOUT/
HTTPS://WWW.JAPANHOUSE.JP/STORIES/16-SAMPLE.HTML#:~:TEXT=%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%81%AF%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E6%9C%AB%E6%9C%9F,%E3%81%A8%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
まとめ
食品サンプルは勤勉さと丁寧さがあらわれた日本人ならではの文化だと思っています。
小さい頃不思議に思っていた食品サンプル・・・
いろんな方々の試行錯誤と工夫によって発展を遂げてきたまさに日本の宝!
是非目にした時にその歴史を思い出して、よく観察してみてください(´▽`)
またご自身で作りたいと思った時は是非御用命下さい。
現在はダイソーなどの100円均一でも使いやすい粘土など販売しておりますので
気軽な気持ちで作ってみてもいいかもしれません。
身近で使える素材もたくさんありますので
日常生活でちょっと気にして見てみるのもアリかと思います。
皆様とご一緒に食品サンプル作りが出来る日を楽しみにしております。
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